北海道で10日間ヴィパッサナー瞑想してきた話2

 

 

ヴィパッサナー瞑想してきたんですよ。」

 


優しい目で穏やかに過去の旅の話をしてくれた彼とは

マレーシアで出会った。

 

5年前にスリランカで初めてその存在を知って、

ぜったいやりたくない!!って思った。
強い拒否反応があった。
きっとわたしには一生関係のないものだと
思っていたその言葉と、
思いがけず再会したのは今から2年前のこと。

 


彼はインドで修行してきたそう。
途中で泣き出してリタイアしてした人がいたって

聞いて、わたしは5年前と同じように

なんてクレイジーで過酷な世界なんだろうって思った。

さらにそんなクレイジーな世界をインドで体験してみようって思う彼の事も、

なんてクレイジーで素敵な人なんだろうって思った。

 


だけど不思議な事に、5年前に感じた拒否反応は全くなくて。
かわりにひょっこり顔を出したのは好奇心。
ちょっとだけ、わたしもやってみたいって思った。

 


ヴィパッサナーの他にもいろんな話をして。

トゥクトゥクの運転手に勝手に宝石屋さんに連れてかれた

なんていう、インドあるあるを笑って話してくれた。

 


「あいつらはどんだけ僕らを騙しても逆ギレし始めても、

殴ったり蹴ったりはしてこないんです。

よっぽど凶悪な犯罪者とかじゃない限り、

まあかわいいもんですよ。」

 


自分を騙した相手の事を涼しい顔して

かわいいもんですよなんて言えてしまう彼は、やっぱり

なんてクレイジーで素敵な人なんだろうって思った。

 

 

特に何か大きなきっかけがあったわけじゃない。
何かしらの気づきを得て人生変えたいとか、
瞑想が好きでより深く学びたいとか、
そんな明確で強い意志や動機があったわけじゃない。

 

 

拒否反応が消えて好奇心が顔を出した。それだけ。
この好奇心のもとは何なのか。
わたしの中でなにが変化しているのか。
いまいち自分でもわからないまま北海道の会場に到着した。ついに修行が始まったのよ。

 

 

 

つづく!

北海道で10日間ヴィパッサナー瞑想してきた話3 - のらねこのげこくじょう